アニメ化おめでとうございます!!

 天乃咲哉先生『このはな綺譚』5巻読みました。買う前にツイッターでアニメ化の報を聞いて、ほんとびっくりしました…! 何も知らずお店で知っていたら、もっとびっくりしてたと思います。とにかくめでたい。
 今回はメロンブックスweb通販で予約して購入、柚の湯呑みを手に入れました。思ったよりも小さくて可愛らしく、絵も綺麗に印刷(?)されていて、なかなかいいですね。割れるのが怖くて安全なところに飾ってありますが、たまにはこれでお茶飲んだりしたい。

 以下、各話感想です。

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【此花亭慕情-其の弐-】
 4巻収録の-其の壱-の続き。前回は「言葉が足りず」失敗してしまった桐ちゃんだけど、今度は「余計なことを言ったから」失敗した、というのがつらい。ただ、桐ちゃんは失敗したと思い込んでいるだけで、周りのみんなは誰も桐ちゃんを責めはしなかったし、桐ちゃんの素早い判断があって助かった。桐ちゃんは前回と同じ過ちを犯したわけじゃなくて、ちゃんと失敗しながら成長してるんですよね。それが嬉しい。
 八重さんはすごいですね。桐ちゃんと同じように、素早い判断で此花亭をピンチから救った(というと少々大げさか)。八重さんは八重さんで自分のできることをし、桐ちゃんは桐ちゃんで自分にできる判断をした……たったそれだけのことなのだけど、八重さんの言葉や行動を見ていると、八重さんという存在がとても大きく立派なものに見えてくる。桐ちゃんがどれだけ成長しても、それは変わらないんだろうなぁ…と思った。
 此花亭慕情…このお話の入り口がそもそも墓参りからだったし、桐ちゃんのお母さんから手紙が来たところで、まだこの後に続きがあるんでしょうね。-其の参-が楽しみです。

【新米巫女の受難<1>】
 蓮の妹、モモちゃんのお話。モモちゃんかわいい。ウザかろうが、あざとかろうが、自分はこういう可愛いコが大好きです。ほかのお話が真面目な分、こっちはだいぶ笑いに振ってますね…! いや、もちろんどの話も大真面目に描かれてるとは思うけど。「おっぱいは味」とは。
 励ましのお便りを、は思わず笑っちゃいましたが、ファンレターは何かの折に送りたいなぁと思ってます。ていうか今しかない。

【此花亭小話】
 ちょっと閑話……どれも面白かったです。顔が近い…!良い!

【ちび柚と雪女】
 雪女の話というと、怖いとみせかけて、たいてい最後には心温まるんですよね。ここでもそうで、怖い雪女のお話でもなんでもなく、本当に、心温まる良いお話でした。
 同じ髪飾りしてるし、雪女と思っていたあの人が、柚のお母さんだった……ってことなんですね?? 順番で言うと、ウリ坊が見せてくれた夢と、順番が逆になると。お母さんまったく喋りませんし、優しそうということくらいしか分かりませんけど、女将さんの言うことが確かなら、お母さんも柚に似て、きっと温かい心をもった人なんだろうな…と。
 温かいといえば、ゆたんぽ良かったですね。「ゆたんぽ」と「ゆんたん」って似てる気がする(どうでもいい)。

【新米巫女の受難<2>】
 面白モモちゃん物語2。あやめさんがいけないんですよねぇ……この人面白すぎます…! 変な3人組も良かった。面白いのはモモちゃんではなく、モモちゃんの周りの人たちか。モモちゃんの受難はまだまだ続きそうですし、見たいですね、続きを。

【柚の里帰り 前編】
 ただの里帰りのつもりが…? という不穏な前編。この話がコミックバーズ4月号で、もう4月末だから、後編ももう載ったのかしら。ちょっと、読むのが遅かったか。6巻を待つには続きが気になりすぎて……
 大切な人が二人助けを求めていて、どちらか一人しか助けられないとしたら……というよく聞く質問とはちょっと違うのだけど、似たようなことですよね。遠くの比丘尼様か、近くの他人か。↑のたとえよりよっぽど性質が悪い気がする。比丘尼様は柚に「何かを選択するとどこかに不平等が生じる」ということを悟らせるために、柚が比丘尼様を選ばざるを得ないような質問をわざとしたんだろうなと。頭の中で選択の結果を想像した柚の絶望的な表情……柚がこんな顔になることあまりなくて印象に残りました。柚もこんな顔をすることがあるんですね。
 どこかの女子高生さん(女子中学生さん?)を救った選択は、きっと正しかったんだと思います。やっぱり柚は優しい子。しかし女の子を救う選択をしたところで、そこには不平等が生まれている。もし手形を渡さなかったとしたら、やはり女の子にとっては不公平な結末になる。上手く言えないけど、冒頭の桐ちゃんのお話と何か通じる核のようなものがある気がした。ひょっとしたら全然違うかもなんだけど……。
 もう続きが気になって仕方ないですね!

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 以上5巻の感想でした。

 再びアニメ化の話に戻りますが、なかなか自分が読んでる漫画がアニメ化することってないんですよね。きらら以外で。きららは定期的に何かアニメ化していて、自分が読んでいる読んでいないに関わらず、知っている作品が次々とアニメ化されていくのが驚きなんですが、それ以外のレーベルで自分が好きで追いかけている作家さんというと、本当にアニメ化率低いんですよね。だから今回のアニメ化はすごく嬉しい。
 アニメになったら、声が付く、ということがやっぱり一番の楽しみです。逆に、アンソロ的なものはこの作品の場合ちょっと不安もあるかも。天乃先生の世界から抜け出したくない、というかなんというか。だいたいアニメ化したらどこの出版社でもアンソロジーを出すことが多いので、今から覚悟決めておきますね。



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