むらさき*先生原作『ゆめのロワイヤル』のドラマCD、聴きました。既にツイッターでも感想つぶやきましたが、シナリオの感想、キャストの印象、買ってよかったなと思うところなど。


本編『悲しきレッドスコア』

 ゆめの、かづき、まなの3人と、特級優等生〈ミリオネア〉の中御門さんがインディアンポーカーで勝負。勝てば夏休みGET、負ければ夏休み返上で補習授業ということで、是が非でも中御門さんに勝ちたい3人。勝負の前に、ゆめのたち3人がインディアンポーカーの練習をするシーンがあって、それが本番の伏線になってて面白かった!

 ゆめのはいつものようにどうしようもなく困ってばかりで、中御門さんは自信たっぷりで強くって……とてもこの作品らしいお話になってた。ゆめのの困ってる姿が可愛くって、表情が目に浮かぶようでしたね。

 あと赤点回避の勝負をお知らせにやってきたり校長先生、梶野リフル(CV小林ゆう)がすごかった。この校長さん確かに原作でも強烈な存在感を放ってるんだけど、ドラマCDではそれ以上の存在感があった!小林ゆうさんの演技力がすごい…!ほかの声優さんが適役だなぁと思うのに対して、ちょっと校長先生は反則っぽい面白さがあった。


短編『さゆりちゃんの逆襲』

 こちらも原作で一度戦ったさゆりちゃんと、今度は脱衣麻雀対決! 脱衣麻雀!? 何考えてんだバカか!? と言いたくなるような、いやーだってキューン本誌だと絶対やらないよコレ。めっちゃえっちだもん。

 勝負の結果はともかくとして、女の子2人の脱衣麻雀対決、お互いに脱がし脱がされまくるという展開で聴いててニヤニヤがとまらなかった。ゆめのが脱がされると、かづきちゃんが起こるんですよね。そのやりとりも好き…! さゆりちゃんがまた、原作そのままの、ほわ~っとした(けれど油断できない)性格で、自分から脱ぎだすとか絶対やりそうだと思った(笑)

 勝負自体も面白かった。食べ物を想像したときのゆめのの強さ…! 咲-Saki-のオカルト麻雀みたいだった。ゆめのなら咲の世界でも良い感じのキャラになりそう。


キャストフリートーク

 嬉しいキャストフリートーク。みんな同じ日に録ってるわけじゃないんですねー。別日になってしまった諏訪彩花さんや小林ゆうさんのためにも、是非とも続編を出して今度はみんな一緒に集まって録ってほしいね。って思うのは一人ひとり別にトークしてるはずなのに、後ろで聴いてる人たちの声が(少しだけど)入ってきて、ちょっと賑やかになってたから。

 フリートーク単体だと、ラストの小林ゆうさんのフリートークで全部持っていかれましたね…。意図してやってるのか素でやってるのか、めっちゃ笑ってしまった。面白かった~。


キャストについて

 佐藤ゆめの役・加隈亜衣さん:加隈さんが演じるいろいろな声の中で、こういう声が一番好き!ゆめの役に加隈さんが選ばれて本当に嬉しかった。作品のことは好きだけどドラマCDを買うのはあまり積極的ではなくて、加隈さんが出演されるというのが後押しになったところがあるんだけど、期待以上に良い演技をしてくれた。とっても可愛くて良かった。

 中西かづき役・和多田美咲さん:わっちゃんすごい。キューンのラジオで声を聴いたときとはなんか全然違って、めっちゃ生き生きとしてて、うおおこれは間違いなくかづきちゃんだ!!と思った。かづきちゃんが目の前にいる…!! ツッコミも良かったし、男勝りな喋り方とか、ゆめののことを想って怒ってくれるところとか、本当にカッコよかった。

 小鳥遊まな役・今村彩夏さん:まなのおっとりしたキャラをしっかりと演じられてましたね。まなの出番が、ゆめのやかづきに比べるとちょっと少ないような、そのせいで印象に残ったところが挙げにくいけど……常にゆめののそばに寄り添って優しい声で喋っていて、癒しでしたね。ほかのキャラが割と感情爆発させている一方で、まなは本当にマイペースで大人しい…そこがいいんだけどね。

 中御門れいな役・諏訪彩花さん:諏訪さんも私大好きなので! ゆめのロワイヤルのドラマCDに出ると知ったときはすっごい嬉しかった。中御門さんのお嬢様な喋り方良かったですね。諏訪さんの声は割と幅広くいろいろな声を聴いていて、アニメで声を聴くたびに全然違うタイプのキャラを演じてらっしゃる気がする。こういうタイプの諏訪さんの声を聴くのもたぶん初めてで、ああこういうのも、いいなぁと思いました。

 竹雀さゆり役・福原香織さん:福原さんの癒し声、さゆりちゃんの声にぴったりだなーと。さゆりちゃん自身は癒されるタイプの声をしてそうなイメージなんだけど、やっていることは多少変態チックでSっ気があって、結構変わったキャラで、癒しとは程遠いというか別の意味で癒されるというか(笑) そういうところも含めて、かなり声とキャラがマッチしてた気がする。

 梶野リフル役・小林ゆう:ラスボスですね。うーんものすごい卑怯なキャラだった。トランプで例えるならジョーカーってところでしょうね。テンションの高い声から脅すような低い声まで、原作読んでた自分でもそこまでは想像できなかったし、ひょっとすると「こんなキャラじゃないやい!」って言う人まで出てきそうだけど、いや、これは自分的にはアリ。


買ってよかったなと思うところ

 を大体書いたつもりですが改めて……。とにかくキャストのぴったり感がすごい! 6人って少ないようで、これだけ居たら1人くらい「ほかの人の方が良かったなー」ってキャラが居ても良さそうなものだけど、それがなかった。見事に。その点の完成度はすごい。

 シナリオも良かったですね。むらさき*先生が「シナリオ監修」としても関わっているということで、ドラマCDの出来が良いのも頷ける。願わくば、同じ布陣で続編を作っていただきたい…! アンケート送っておきましょう。

***

 というわけで、以上『ゆめのロワイヤルドラマCD』の感想でした。ツイッターに投稿した感想も貼っておきます。

 余談ですが、キューンのラジオがまた新たに始まるそうです。パーソナリティは高森奈津美さんと、松井恵理子さん。高森奈津美さんがキューンのドラマCDに多数出演されてるので、なんとなく『ゆめのロワイヤル』のドラマCDにも出てるような気がしていて、よっしゃ聴くぞ!という段になってから出てないことに気づいたのが、唯一残念だったこと、かな(どうでもいいですね)




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