第四話まで見たところで、遅れて第三話の感想を。



話の締めくくりと余韻

 今回はAパート、Bパートともに締めくくりのシーンがとても良かった。Aパートの最後では、蓮が棗にお礼を言ったり、柚や女将さんたちにもお礼を言わなくちゃと今日の出来事を振り返る。その日の失敗や後悔を振り返って、明日は今日よりもっと綺麗なあたしになれたら…と思える蓮ちゃんは、お世辞でもなんでもなく、柚の言う通り「優しくて素敵な子」だと思う。

 Bパートは、蓮はダメと言いながら去っていく棗が、その背中がカッコよかった。男は背中で語る(男じゃない)。第三話は蓮と棗に焦点を当てているように見えるけど、蓮の視点のほうが割合がかなり大きいと思う。その中で、棗が蓮をどう思ってるのか、が伝わってくる良いシーン。それにしても良い背中だった…。棗はそこまで言ってないけど、言外に「これだけは絶対譲らない」と念を押されているような、ものすごいオーラが出てる。

 「良い話だったなぁ」「面白かったなぁ」と、話の途中で高まった気持ちを途切れさせず、そっと話を締めくくるのが、余韻があって良いなと思うことなんだと思う。今回に関して言うと、良い余韻を感じさせつつも、そのシーン自体にもすごく意味がある気がして、いつもより印象に残った。


蓮と柚

 おまんじゅうの話が良かった。憎いのではなく、寂しい。柚ならそんな友達がそばにいたとき、きっと寂しさに寄り添ってあげられるだろうし、今まさに蓮に対して投げかけた言葉が、蓮にとって本当に必要な言葉だった…。柚の言葉で、蓮が抱いていたもやもやが少し晴れて、自然と涙があふれ出るのが良い。

 蓮は自分の友達の話だと柚に言ったけど、それが嘘だと柚はちゃんと気づいていた。気づいてて黙ってたのに、うっかり「なっちゃんが」などと口を滑らす柚…! もうこのときの蓮の気持ちと言ったら、すごい屈辱だったろうなぁと思いながらも、笑わずにはいられないシーンだった。ここ好き。


葵ちゃん(くん)について

 棗が葵ちゃんって言ってるからちゃんでいいか…。この話もちろん原作でも読んだけど、葵ちゃんが男なのか女なのかうろ覚えだった(汗)

 蓮は葵ちゃんが女だと思ってたけど、実は男だった。棗は女の子なんだから、相手が男の子だったら問題あるのでは? と思ったけど、葵ちゃんは棗のことを男だと思っていたから問題なし?? というかそもそも、蓮は女の子どうしだと思っていたわけだから、最初から全く問題なかったのでは??? いや女の子どうしだから問題があったんだよなと。つまり百合……でもそう考えると百合トライアングルの一角が男の子になってしまったのが、ちょっと残念でもあるような、ないような。

 柚のアドバイスどおり、蓮が棗に本音を言うことができて良かった。あのシーンも良かったなぁ…! 今回は蓮好きにはたまらない話だったというか、おかげで蓮が大好きになってしまったというか。今回の二つのお話は原作では別々の巻に収録されてるので、それがアニメで一つにまとまっているのもまた、素敵な采配である。シリーズ構成さんに感謝。





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