今回は照さんの回想と、五位決定戦副将戦~まで!


照さんの回想

 まるで『照-Teru-』の序章のような。見れば見るほど『咲-Saki-』序盤のお話に似ている。咲も麻雀好きじゃないと言っていたし、なんだかんだで麻雀部に誘われ、そして圧倒的な力の差を見せつけるところまで同じ。照は「小学生の頃から打ってない」って言ってたけど、ブランクがあるとは思えない圧倒的な強さ! あの打ち方、おそらく和了るたびに打点が高くなっていくアレ、照はどこで身につけたんだろう。

 照がやたら咲のことを話すのが驚きだった。今まで、照が咲のことをどう思っているのか、よく分からなかったから。なんとなく、咲のことなんて全然気にしてないのかなーと思ってたけど、咲のことを強い打ち手だと認めてるみたいだし、咲のようにスコアが低くても強い打ち手だっているとわざわざ証明しようとするくらい、照にとって咲の存在は大きいのか。

 回想に出てきた新キャラの中では、渡辺琉音ちゃんが好き。目つき悪いけど良い奴。どんな打ち方するのかちょっと見てみたかったな。回想中で一番好きなのは照。麻雀してるときや、相手の本質を見抜く照魔鏡のような力を使うときは、さながら魔王のようなゾッとするオーラを出してて怖い。かと思えば、子犬のような愛らしい表情をすることもある。パンケーキに釣られるのが可愛かった。白糸台の中では淡ちゃんが好き。

 あと気になったのは…。一索で和了りまくるプレイヤーって、慕ちゃん…?


五位決定戦 次鋒戦

 短いっ! しかしここは、各校エース級の打ち手が出てくるわけでもなく、とんでもないオカルト持ちがいるわけでもなく、難しいところ。新道寺の安河内さんなんかは、ちょっと怖いけど。有珠山の誓子はヤケにならなかったら終わってたなー。カンでドラが乗ると楽しいよね。

 これを読んだあとで『怜-Toki-』2巻を読んで、そしたら泉が出てきてびっくりした。それから改めて17巻や16巻を読んだりすると、あの泉がこうなったのかぁ……となんだか不思議な気分になってくる。


五位決定戦 中堅戦

 姫松の愛宕洋榎ちゃんが大好きなので、個人的には洋榎VSセーラの対決が今巻のもう一つの見どころ。二人ともやっぱり強い。自分以外3人がテンパってる状況で、相手の待ちをかわして和了りまで持っていける洋榎がすごいカッコいい…!

 洋榎とセーラはなんか通じ合ってるというか。洋榎が和了れば、セーラも和了る、また洋榎、今度はセーラ、とほとんど二人の独壇場。二人とも元々強いけど、こうして一緒の卓で打つということがまた良い影響を与えてるんかな。「セーラを相手に重すぎや」って、たぶん洋榎やからそんなこと言えるんやで…。揺杏が和了ったところで、成香とゆっきーが手を合わせて喜んでるのが好き。


五位決定戦 副将戦

 白水哩と鶴田姫子のコンビネーション。二人の和了りがリンクしている、という解説を有珠山がしてくれてたけど、阿知賀編の白糸台と比べると、こっちは「例外もあって法則性はまだ不明」になってるのね。一方白糸台は、照が照魔鏡で見破ったおかげで、例外もあるけど法則性は分かっている。いろいろなところにバレてるけど、しかし、やはり、哩がすごい打ち手やからな…そう簡単には防げない。今回は配牌にも恵まれ東一局から倍満キー、さらにリザベーションシックス!! 姫子の反応が尋常じゃない…!(大丈夫?)

 でもこの哩のリザベーションと、姫子の反応を本家で見られるのすっごく楽しみにしてた。いやーめっちゃ良かった…!! 副将戦自体は次巻に持ち越し、まだ東二局が始まったところだけど、もう十分満足してしまった感がある。最後の数ページでこのリザベーション。最後まで楽しみが詰まってて、17巻も大変満足。面白かった!


 ところで自分は漫画買ったらまずあとがきやカバー下から見るタイプの人間なので、この17巻もまずカバー下を見た。すると、あの目が、目に飛び込んできて、結構インパクトあった。琉音ちゃんが好きになったのはカバー下のおかげでもあるなー。





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