『ぽちはおまわりさん』
『アニマエール!』
『まちカドまぞく』
『精霊さまの難儀な日常』
『恋する小惑星』
『ネコじまにゃんだフル』

 今月も6作品。ゲスト2作品がどちらもお気に入りで、面白くて、読んでて幸せ。


ぽちはおまわりさん / 七篠ねこ (ゲスト)

 先月に引き続きゲストで登場。お気に入りの作品! 平和な村の、ほのぼのとしたやりとり、可愛らしいおまわりさん。今回は収穫祭、その準備から祭の本番まで、ちょっと怖いオバケの話もあったけど、全体としては微笑ましくてすごく癒された。

 メイさんの作ったどでかい野イチゴのジャムパイ…美味しそう! いや本当に、これ、どうやって食べるんだろう(笑) すごいなぁ。物語の世界に入って、夢みたいにおっきなケーキとかかぶりついてみたいって思ったことがあるけど、まさにそんな夢のような食べ物がここに。

 いろいろな住人がいるけど、中でもぽちさんが好き! 失敗したりもするけど、みんなに愛されている、このみ村のおまわりさん。自信満々のドヤ顔(の割にドジを踏んでいる)とか、裏表のない笑顔とか、涙顔とか、可愛い! この作品を読んでいて癒されるのも、ぽちさんの存在が大きいな。

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まんがタイムきららキャラット2018年1月号
七篠ねこ『ぽちはおまわりさん』より

アニマエール! / 卯花つかさ

 有馬さんが不器用で面白くて、花和ちゃんがずっと顔赤くて可愛かった! 花和ちゃんと仲良くなるのが、合宿中の有馬さんの目標。二人の間には心の壁があるというか、花和ちゃんの先輩への憧れが強すぎるのがなんともね。「合宿中二人で行動する」という有馬さんの提案に対して、花和ちゃんが何を想像したのか気になるっ…!

 あんまり急に打ち解けるのは難しいかなー。でも、有馬さんが仲良くなりたいと思うように、花和ちゃんも距離を縮めたいと思うのなら、きっと打ち解けること自体は難しくないはず。虎徹ちゃんも言ったように、ちょっとずつ進んでいけたらいいね。

 有馬さんの"警戒心を与えないポーズ"、こはねが真似してるのが可愛かった。


まちカドまぞく / 伊藤いづも

 あぁ~キツネリコさんをもふもふしたい!! 今月の感想はこれに尽きる。ただでさえしっぽがもふもふして気持ちよさそうなのに、キツネの姿になったら全身もふもふ、もう最強である。抱っこしたい!

 リコさん扮する偽シャミ子、バレバレだってば(笑) それにしても桃も「しっぽの動き」とか、細かいとこまで見てる! シャミ子のこと好きすぎでは…? リコさんは「はぇ~この子…」のあと、それを言おうとしたのでは??

 ところで、もし本当にみんなが気を遣ってシャミ子と桃を二人きりにしてくれていたら、動物園でラブラブデート、みたいな感じになっていたんだろうか(見てみたかった)。


精霊さまの難儀な日常 / 琴慈 (ゲスト)

 ゲスト2話目。(まだ)ゲストだけど、もっぱら気になるのは、火の精霊であるサラちゃんが、人間である灯里ちゃんの"大事なもの"を奪わなければいけない、というところ。灯里ちゃんとはこれからますます親しくなっていきそうだし、そうなると、どんどん"大事なものを奪う"のが難しくなってくる。そもそもその"大事なもの"って何!? サラちゃんがそれを見つけるまで、見届けたいなぁ(=連載してくれー)


恋する小惑星 / Quro

 地学部の合宿2日目は、JAXAの宇宙センターを見学。というわけで、今回は天文班のほうがテンションが高い…! みらとあおは小惑星探し、いや、そのためのヒント探しか。ちょっと当てが外れたみたいな感じだったけど、首からプレート提げたり、職員さんに質問しに行ったり、頑張っていて良かった。「アメもらった~」のコマが好き。

 モンロー先輩は宇宙飛行士になるのを目指している、と。そこで宇宙飛行士になるには何が必要か、自分のことじゃないのに職員さんに質問する桜先輩がナイス…! あおが小惑星のことを質問したときも、横から助けてあげてたし、桜先輩の気遣いがありがたい。

 屋外に展示されている本物のロケットに、手が届かなくてぴょんぴょんする天文班が可愛かった。「宇宙が遠い」って例えが面白い…! そりゃ遠いわ! でも、もうちょっと手を伸ばせば届きそうな距離でもある。天文班といっても夢はそれぞれだけど、いつか手が届いたらいいなぁと思った。いよいよ合宿も残すところあと1日。


ネコじまにゃんだフル / 御北きぬ

 シロ、クロ、スコ、ミケに続く5人目の児童、ロンちゃんが登場! 名前の由来は何だろう、ロングのロン? 肌が黒くて、長い髪は一つに束ねてある。男勝りな言葉遣いとは裏腹に、意外とメンタル弱そうなところが可愛い。

 島にはテレビがない、とシロが言ったそばから、なぜかロンちゃんの家にはテレビがある! ゲームもある! 娯楽に困らないロンちゃんの家。しかし遊ぶために引きこもって学校に来なかったわけではなく、本音は「怖くて教室に入れなかった」と。そんなところからも、意外と繊細な心の持ち主なんだなと、見かけと中身のギャップ。そういう、弱いところがあるからこそ、逆にあんな喋り方をしてるのかなーと思うとますます可愛く見えてくる。

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まんがタイムきららキャラット2018年1月号
御北きぬ『ネコじまにゃんだフル』より

 テレビ没収を賭けてゲームでボコボコにされてちょっとかわいそうだったけど、テレビは残してもらえることになった! その代わり、学校にちゃんと来ること、という約束をする。本心では、学校に興味があったみたいだし、きっと今度は怖がらずに来てくれるはず。島でテレビがあるのここだけだとしたら、ちょいちょい家にも遊びに行ったりできたら楽しそう。





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