まんがタイムきららMAX2018年2月号感想（『こみっくがーるず』ほか13作品） : くろくろDictionary

『こみっくがーるず』
『ご注文はうさぎですか？』
『きんいろモザイク』
『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』
『どうして私が美術科に!?』
『のけもの少女同盟』
『はんどすたんど！』
『JKすぷらっしゅ！』
『ぼっち・ざ・ろっく！』
『ななかさんの印税生活入門』
『しょうこセンセイ！』
『ゴスロリJK無人島漂流記』
『いちごの入ったソーダ水』

　年内最後！　今回は以上、13作品。

こみっくがーるず / はんざわかおり

　これはもう素晴らしいエピソード。過去回想！　こんなの見たら、またころっと意見を翻してつーちゃん＆るっきーファンになってしまう。つーちゃんが家のことでいろいろとあった辺りは改めて大変な中頑張ってきたんだなと思うし、そのつーちゃんに、るっきーが付いてきてくれた。それが何よりの幸せ。

　二人で画材買いに行ったり、つーちゃんがるっきーの服着てたり。緊張しながらの持ち込み、髪切って男っぽくなるつーちゃん、るっきーの助け舟。同じ趣味を持つ二人が知り合って、漫画描いて、二人とも上手く行くとは限らないけど、二人ともダメになることなんてない。るっきーがつーちゃんの親を説得してくれて、二人で一緒に寮に入ったことで、今があるのね。

　るっきーが大人向けな絵柄で漫画を描くのは不本意ではあるけど、それでも自分で決めた道。それを「捨てる」と言い切ったのが前回までのあらすじで、今回で解決するものかと思いきや、どうやら続くみたい。どうなるんだ…

ご注文はうさぎですか？ / Koi

　ココアと千夜が変身させたシャロちゃん、とっても可愛い！　いつものくせ毛が好きだなぁという気持ちもあるけど、今回は一夜限りの特別バージョンといった感じで、お話も良かった。着ぐるみは「前回も出てきただろ！」というツッコミが先に来て、中に誰が入ってるかまでは考えなかった。シャロちゃんにとっては、素敵なサプライズ。

きんいろモザイク / 原悠衣

　"マムスタイル"アリスが、アリスマムをちっちゃくしたみたいで可愛かった！　対してシノは、"マムスタイル"になってもシノのままだなと（失礼）　相変わらずあの格好のまま買い物に行くとか、なかなか度胸がある。

　シノが通訳者になるかニートになるかはさておき……。シノとアリスが本当に"マム"と呼ばれるくらいの年齢になっても、二人はきっと友達でいるだろうし、そうあってほしいなと。この作品が完結した暁にはそういう未来の話もちょっと見てみたいなと思った。そこで今度はシノは"マム"になれるのか？　という新たな問題が…

彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと / アカコッコ

　なかなか役に入りきっているパパとママ！　マキさんの「いいから黙ってそばにいろ」はやばかった。ちょっと年の差があるし、つぐみちゃんなんてまだ小学生だけど、こんなズキューンとくる展開ができるのか！と驚愕。誤解を解こうと必死なところが面白かった。本当に編集コメントのとおり、イチャイチャしてただけだったな…！

どうして私が美術科に!? / 相崎うたう

　体育祭！　もちろん美術科だけでなく普通科との合同行事。たま～にこういう、普通科と一緒のお話が来ると、違った見え方があって面白い。美術科から見て普通科が鬼のように見えてるけど、ただフィルターがかかってるだけだった（笑）

　美術科だけに（？）「走りお絵かき」という謎の競技もあったり。楽しかったけど、少し物足りなかった感も。蒼が走ってるところ見たかったなー。

のけもの少女同盟 / 榛名まお

　お祭り。これなら夏っぽくて、山や海と違って霞も無事に帰って来られそうだし、いいかも。しかし、詠子が行きたいと行ったのは、霞のためでもお祭りのためでもなかったみたいね。読み返したら確かに「神社に行きたい」と言っただけでお祭りとは言ってなかったな…。

　ももちゃん先生が不遇可愛かった。着物似合ってるよ！　見た目生徒なのにビール飲んでるのはマズいだろうけど、それにしても見事な逃げっぷり。逃げるから追われるのでは…

はんどすたんど！ / 有馬

　雪道でのおしゃべりにしても、ななみがいるだけでめっちゃ面白くなる。ひなたがネガティブを発動したときのフォローとか、ななみ有難いなぁ。この漫画は本当に、最初は思わなかったけど、すごい安心感があるね。いつ読んでも楽しいわ。いちごガールの4コマ連続「勉強」ツッコミが好き。

JKすぷらっしゅ！ / 春雨

　自分は男なので、漫画とはいえ女の子が下着の話をしていたりすると、自分が読んでもいいんだろうか的な不安が少なからず付きまとうんだけども…（前置き）　女の子がトイレでおまたに手をやってフキフキしているコマを見たときはどうすればいいんだろうなって（汗）

　それはそうと、いさみんの妹ちゃん、なかなか積極的！　お姉ちゃんとケイの関係を聞き出すために、トイレに忍び込むとか、何考えてるの（笑）　流れ弾でかなたが辱めにあったりして、後半の面白さが留まるところを知らなかった。三角関係でも四角関係でもどんとこい！

ぼっち・ざ・ろっく！ / はまじあき　（ゲスト）

　カムバックゲスト、はまじあき先生！　ハッキリ言って、前作より数倍面白い。これは続きが見てみたい。バンドグッズ持って「話しかけて…」と思いながらうつむいてるところがすごく可愛い。ひとりちゃん。1話からトラウマ体験を連発しててつらい。このお誘いがそんなひとりの生活をどう変えてくれるのか。

　『きらりブックス迷走中！』はちょっと奇抜というか、展開が読めないところもあったけど、今回はストレートに分かりやすく面白かった。絵は元々魅力があるし、大事なことだからもう1回言うけど続きが見たい。

ななかさんの印税生活入門 / kashmir

　いかにも文学少女っぽい新キャラちゃん来た！　そのまま入部して、レギュラーに！？　と思ったのもつかの間、あの発言である。しかし、それでも、この輪に加わってくれたら面白くなりそうだなと。

　ラノベは××（あまりにも自分の口からは言いたくない言葉なので伏せる）というと、ちょっと前…だいぶ前？にtogetterで論議がまとめられてるのを見て、なるほどねぇ…と思った。世の中いろいろな考えの人がいるよね、と。話は戻って、この文学少女は部員募集の張り紙を見てここに来た。ななかが「ちゃんと活動してる部にしたいですね」と言っているのが漏れ聞こえて、ここなら…！と思って声を掛けたのかな。作ったばかりの部活で募集の張り紙からしてふわっとしてるけど、ここからどう進んでいくか。とりあえずこの文学少女ちゃんの名前を聞かないと、感想書きにくい。