桑佳あさ先生の『老女的少女ひなたちゃん』5巻を読んだ。

 毎回最後のほうに次巻予告が付いてて、それを見ると「次の巻まで遠いな~」って思うんだけど、気が付けばあっという間にもう5巻! そして「次の巻で最終巻だったら嫌だな、終わらないでー」っていうのも3巻ぐらいからずっと思ってるんだけど、まだ続いていることに感謝したい。いつかファンレター送りたいなぁっていうのもずっと思ってるような気がするけど、未だ送れてないなぁ。


第35話 カクシン的ジジツ

 咲夜ちゃんが、髪きっちゃった! わーでも髪切った咲夜ちゃんもかわいい! あーでもあのぶわっとした髪が好きだった。うおお……。

 サダヲ(ナギサ)とデートをした咲夜ちゃん。それで、未練がなくなったのか。ナギサのことも、ナギサとデートしたことも忘れてる…? 未練がなくなったら忘れるの?? 成仏しなかっただけマシと考えるべきなのか。咲夜ちゃんが咲夜ちゃんじゃなくなったような感覚に悲しむべきなのか。うーん、しかしこの新(?)咲夜ちゃん、なかなか可愛い。後ろ姿良いな。私、うなじが好きなのよ。

 ひなたも、未練がなくなったら記憶を失って、ただの「ひなた」として生まれ変わるのか? ひなたにそんな疑問が生じた回。そしてこれが、今後重要なテーマになってくるっぽい。


第36話 クサムラ的ミャーミャー

 ひなたが猫を拾った話。ひなたは猫が嫌いだったけど、くっついて離れない仔猫を家まで連れて帰ってしまったのが運の尽き。お母さんの行動力と、ひなたの家族への思いやりと、いろいろなことが猫にとっては良いほうにかみ合って、仔猫を飼うことになった。

 ミャアって鳴くからミヤでもいいけど、ひなたの回想や第35話からの流れで見ると、咲夜ちゃんの生まれ変わりじゃないかと思えてくる。月が綺麗だなぁ。咲夜ちゃんが今生きてるんだから、生まれ変わりっていうのもなんだか変だけど、どうもそんな感じがしてならないよね。


第37話 ネンド的ミライ

 粘土で将来の夢を描く。ひなたはもう一人分の人生を経験してるんだから、これくらい楽勝じゃないか? と思ったら結構悩んでて、それがなかなか面白かった。でも確かに、生まれ変わった"ひなた"としての、将来の夢を考えるのは大変かも。

 咲夜ちゃんが「お嫁さん」とか言い出して、うわー! そんなこと言う子だったっけ!? 「相手はこれから見つける」発言といい、純粋で可愛らしいただの女の子だ。なんかすごく新鮮だな…。


第38話 センパイ的ヒミツキチ

 男の子たちの秘密基地。やっぱりみんなこういうの作るもんなんかなー。自分はまったくそういう経験したことなかったな。

 結構しっかりした小屋みたいなところだった。火を使うのはさすがに、この小屋がごうごう燃えるところが容易に想像が付くし、止めた方が~と思っていたら止めることにしたようだ。この点、女の子にとってのおままごとみたいなものなのかも。ひなたがあれこれ言ってたけど、今回はそこまで深入りせずに、リーダーのタカオくんに任せて帰ってきたのが良かった。タカオくんの「お前らはここの仲間じゃないだろ」が効いたか。


第39話 フユヤスミ的オマジナイ

 良かったなぁこの話…! 文夏ちゃんがリコーダーを失くしちゃったということで、見つかるようにひなたがおまじないをしてくれた。物差しを高いところにおく、そんなおまじない初めて聞いたし、効力というか意味合いがよく分かんないけど(後でダジャレ的なものだと判明)、何にせよ見つかって良かった。

 文夏ちゃんからひなたへの「ありがとう」と、ひなたから文夏ちゃんへの「ありがとう」。お互いに感謝を伝えるのが良かった。ひなたが人生の大先輩だからといって、この世の何でも知ってるわけでもなく。前話の男の子たちの気持ちとか、ひなたに分からないこともある。文夏ちゃんがひなたの助けになる日も来るかもしれない。そこに温かさを感じるというか。


第40話 サムゾラ的ポカポカ

 寒空の下でバイトをしているサダヲに、ポカポカあったまる第一大根湯を作ってもっていくひなた。第一大根湯とは…!? 生姜入れるのか~それはなかなか、あったまりそう。第二大根湯もあるの!? 面白いなぁ。

 邪魔って言われてコンビニを追い返されてしゅんってなるひなたは、前話で文夏ちゃんが言ってたような"恋"する女の子みたい。一方、寒空の下で働くサダヲを心配するひなたは、お母さんみたいだった。ひなたのサダヲへの執念は目を見張るものがあるけど、行動が積極的過ぎてちょっと心配になるなー。周りの目なんて、全然気にしてないもんな。お兄ちゃんが見てることにも、気づいてないんだろうなぁ。


第41話 エリマキ的クリスマス

 前話の続きで、サダヲにクリスマスプレゼントを渡そうとするひなた。ライトアップされるクリスマスツリーを背景に、プレゼントを渡すとか、恋人どうしだったら胸キュンシチュかもしれないけど、ちょっと不釣り合いなこの2人! それでもやっぱりライトアップツリーの効果はすごい! めっちゃ良い雰囲気だ。今なら本当のことを言っても、なんやかんやで上手く行ってしまうんじゃないかとさえ思わせる…

 でもそうはならなかった。そりゃ、そうだ。ただ、ここで自分が思ったのは、まだその時じゃないんだということ…。ひなたがサダヲのばーちゃんだって、生まれ変わりだって言っても、信じられる訳はない。しかしスッパリ否定してしまうには、あまりにもフラグが立ちすぎているというか。ひなたの行動に、おばーちゃんの面影を感じるようなシーンが、ときどきあるのが気になる。

 いつか、サダヲとばーちゃんを結びつける決定的な何かが出てくるんじゃないか。そんな風に期待して、でも今はちょっと悲しいクリスマスだった。


第42話 アニ的ストン

 こっちはヒヤヒヤ。ひなたがおばーちゃんの生まれ変わりだって、お兄ちゃんに伝わってしまった! でもギリギリセーフ。設定ということで、いやまぁそれが普通やんな。簡単に信じてもらえないことが、今度は逆にありがたい。


第43話 カゾク的メンダン

 で、あれよあれよという間に家族ぐるみで、サダヲと話すことになってしまった。ひなたの言ったことは誰にも信じてもらえてなくて、こどもの言った冗談、設定、そんなものだとみなされている。そりゃ、そうだ。

 このままでも良いんじゃないかと思った。誰にも信じてもらえなくても、ひなたのそばにサダヲがいてくれたら、それでも良いんじゃないか…。一緒におせちを食べて幸せだとひなたは言っていた。ひなたがとよばーちゃんの生まれ変わりだと言いすぎなければ、その幸せな時間が続くんじゃないか…的なことを考えた。なんかなー、上手くいかないひなたを見て、ちょっとつらくなったのかな。最後ひなたの涙でとどめを刺された感じ。


あとがき

 あ、これはあとがきの感想という意味の見出しじゃなくて、この感想記事におけるあとがきね。5巻面白かった!! 特別編の『兄的男子はるとくん』も。カバー下のネタやカバーイラストもいつも楽しみにしてる。

 次巻は"ひなたの未練編"スタート! らしい。ひなたの未練とは何か。第37話「ネンド的ミライ」で、ひなたは「ばーちゃんの時結構楽しく生きてた」って振り返ってたけど、気づいていないだけで、何か未練があるのか。それも、サダヲのことで…?

 冬休み、年が明けて、ひなたたちももうすぐ2年生になる。これまた、はやいなー!と思った。この間まで幼稚園にいたような気がする。2年生になるからといって、ひなたは特に変わらないかな? 次巻の感想もちゃんと書きたいな。




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