舞菜は良い子だな。紗由ちゃんが突然家にやってきて、今晩泊めてほしいと言う。紗由ちゃんはその日の昼間あまり元気がなくて、舞菜もそのことが気にかかっていた。舞菜には紗由ちゃんの詳しい事情は分からないけど、分からなくても紗由ちゃんの力になりたいという想いが、舞菜の行動から伝わってくる。

 そして、その想いを汲んで「向こうの親御さんには私から連絡しておくわ」と言ってくれたおばさんも、優しくてとても頼りになる素敵な人。


 紗由ちゃんが舞菜のところに来たのは、親とケンカしたからだった。紗由ちゃんがアイドルになることをお母さんは認めてくれてないのね。紗由ちゃんは舞菜に自分からその話を切り出した。きっと本当に毎日辛くて、行き場を失って、縋るような気持ちで舞菜のところに来たんだろうなと思った。

 紗由ちゃんの話を聞いた舞菜は、"紗由ちゃんが自分を頼ってくれて嬉しい"ことと、"紗由ちゃんと一緒に遊べて嬉しい"ことを伝える。それでもう暗い話はなし!楽しいこと優先!って感じで、明るい雰囲気になっちゃうのがすごい! 前回第8話の最後のシーンで舞菜の言葉がみんなの空気を変えたのと同じで、具体的に状況が進展したわけではないけど、舞菜がその場の空気を変えた。今回お風呂で舞菜に事情を打ち明けたとき、きっと紗由ちゃんは「舞菜のところに来て良かった」と思ったと思う。この舞菜の"人の不安を取り除く能力" "みんなに元気を与える力" みたいな?才能が、たとえフィクションでも暗い雰囲気になる所をあまり見たくない自分としては、とてもありがたい。


 紗由ちゃんのお母さんに、ミニライブを見せて説得する。その場所が前にも二人で歌った場所だということと、お母さんに想いを届けるのが紗由ちゃん一人の役目じゃなく、舞菜も一緒(枕元で話したように)っていうところが好き。

 「ずっと一緒にいたい」という舞菜に、紗由ちゃんは「どれくらいまで?」と聞き返した。それに対する舞菜の返事は、ただ「ずっと」を繰り返すばかり。ここで紗由ちゃんは時間的な「どれくらいまで」を聞いているけど、舞菜は一緒にいたいという想いの大きさを表して「これくらい、ずっとだよ」と言っているように聞こえた。いやたぶん、聞こえ方の印象がちょっと違うだけで、きっと二人とも同じ気持ちなんだ。少なくとも今は絶対に離れたくないという強い気持ちが共通してる…

 紗由ちゃんの夢は、もう紗由ちゃんだけのものじゃない。KiRaReの6人みんなが同じ夢を目指している。その中でも特に、舞菜が立ち止まりそうになったときは紗由ちゃんが紗由ちゃんが立ち止まりそうになったときは舞菜が、お互いのそばにいて支えになっているのがすごく尊い。二人の気持ちが伝わって、夢が途切れなくて、本当に良かった。