・政宗くんのリベンジ　第1話　豚足と呼ばれた男
タイトルの意味が1話から分かるようになっていて親切。
残虐姫と呼ばれている愛姫が、小さい頃政宗くんが告白し振られた相手で、イケメンになった今リベンジしようというわけね。政宗くんは"豚足"と呼ばれていた昔の自分にもう戻りたくなくて、愛姫は大食いですぐお腹が鳴ってしまうのを隠している。お互い秘密を持った二人が近づいて火花を散らし合うのが面白かった。この二人の関係がどうなっていくのかが見どころか。

小倉唯ちゃんが"お母さん役"をやっていることにびっくり。
といってもこのお母さん外見詐欺もいいところで、見た目は幼女、声も幼女、中身は大人っていうことなのね。そうするとむしろベストな配役かもしれない。それにしても唯ちゃんがママって言葉の響きがやばい。

早見沙織さんが男の子役をやっているのもすごいと思った。
小十郎も唯ママとおなじくちょっと詐欺っぽいというか、男子だけど見るからに可愛いし、間違いなくヒロインだわ、と。この先何かシリアス～な展開になったときこの子が清涼剤になりそうな予感。


・昭和元禄落語心中-助六再び篇-　第1話
1期のあらすじを落語で振り返るのが面白かった。ただ高座で話してるだけ……とも取れるけど、普通の総集編にナレーションつけたりするより余程良い。この作品ならではのやり方で、自然に1期の内容を復習できてよかった。八雲と助六の話を与太郎に語って聞かせたのが1期のだいたいのあらすじで、それが作中時間ではたった一晩の出来事ということに今更ながら驚いた。

1話見てて、1期が面白かったのは助六のキャラによるところが大きいなと思った。なんか、助六のいない落語心中を見て寂しいなと。2期は助六を襲名した与太郎が話の中心になるんだろうか。だとしたら、与太郎にどれだけ助六の代わりが務まるか。それは作品的にも言えることで、与太郎が助六を襲名して、ただ襲名しただけで終わるわけもなく。

この先、1期のように楽しめるかどうかは、与太郎にかかっているなと。あとどっかで、1本しっかりと落語を見せてほしい。それも1期で面白いと思った理由のひとつだし。


・亜人ちゃんは語りたい　第1話　高橋鉄男は語りたい
世界観が面白い。
デュラハンとかヴァンパイアとか、こういう異種族を物語に取り入れるときどういう世界観を作るかが面白いところで、この世界ではそれを突然変異的に表れる特徴としている。ヴァンパイアの一族の子供が、人間に紛れて暮らしてる……とかじゃなくて。事実、ひかりは亜人だけど、双子の妹ひまりは普通の人間だと。こういうところがまず面白いなぁと思った。

女の子がいっぱい出てくるような昨今の萌え作品だと、そこに一人だけ紛れ込んでいる男キャラはだいたい同学年なのがふつうだと思うけど……この作品では先生だった。『終末のイゼッタ』を見て以来、諏訪部順一さんの声いいなぁと思ってたので、髙橋先生の声を聴いた瞬間嬉しかった。

亜人と、普通の人間の関わり方も面白かった。デュラハンの京子が人間の女の子と話してて、首を意識したとたんにちょっと空気が変わるの、そりゃ、首取れてるもん怖いわな。でも終わりのほうでは、ひかりがあからさまに首の話題を出して、今度は「何の話？」とほかの子が寄ってくる。この違い、こういう亜人と人のギャップ、それを埋めるような話がもっと見たいと思った。


・リトルウィッチアカデミア　第1話　新たなるはじまり
すごい！完璧！期待を裏切らない最高の出だしだった。
魔女の学校、行き方が分からない、停留所を目指すけどバスが来るわけではない。ホウキに乗って空を飛ぶ魔女。その中に赤﨑さんを発見。バーバラっていう子らしいけど、なんかこれだけで出番終わりそう。おっと話が逸れた。

幼い頃に見た魔女に憧れて、魔女の学校を目指す。いいなぁ。普通の人間の女の子が新入生として来ることをよく思わない魔女がいる。いいなぁ。そして登校初日から面倒なことに巻き込まれる。いいなぁ。もう次から次へとワクワクすることばっかりで、魔女は当たり前のようにホウキに乗っているし、呪文を唱えるし、杖から光がほとばしるし、「こういう話が見たかったんだよ！」と言わせんばかりの、圧倒的王道ファンタジー感。面白かった。1話が良かったアニメ10選に入れよう。

アッコはとにかくよく喋りますね！ちょっとうるさいくらい。そこがいい。
ロッテはそばかすメガネかわいい。スーシィはこのキャラデザで、毒物マニアとな。なんとも、良いキャラが揃ってて、退屈しなさそう。

今回はここまで。




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